下剤を飲まずできる大腸カメラ

下剤2L飲むのが大変という患者様へ

下剤を飲まずにできる大腸カメラ（内視鏡的洗浄液注入法）

胃カメラ検査後に下剤を十二指腸に注入する方法です。
来院後、検査着に着替えたら、最初に胃カメラ検査を行い、胃の観察を行います。鎮静剤でうとうとした状態で検査を行い、観察が終わったら、スコープを通じて十二指腸に下剤（腸管洗浄液）を注入します。注入から2～3時間で便がきれいになって便意が落ち着いたら大腸カメラを行います。大量の下剤を無理に飲み切る必要がないため、つらい前処置をスキップして大腸カメラを受けられます。

メリット

事前に大量の下剤を飲む準備が必要ありません。
口から下剤を飲むより早く腸がきれいになります。
（口から下剤を飲む場合は、検査の5－6時間前から準備が必要になりますが、下剤を胃へ注入する場合は1－3時間で準備が完了します）
うとうとリラックスしているタイミングで、下剤を注入しますので、下剤の味が苦手の方も大丈夫です。
特に胃と大腸の精密検診をお考えの方は、同日に胃カメラと大腸カメラを行いますので、オススメです。

デメリット

こちらの検査は全て自費（ドック）での検査のご案内となります。
また、1日で胃カメラと大腸カメラの両方を受ける必要があります。大腸カメラと胃カメラ間には時間が空くので、この間には外出も可能です。紅茶やコーヒーなどの検査に影響しないものであれば摂取も可能です。検査後は歩いて帰宅できるので、患者様が受ける負担は非常に軽くなっています。

スケジュール

• 検査前日：20時までに食事を軽めに済ませてください。21時までに10ml水薬の下剤を飲んでください。
• 検査当日：朝6時までに常用薬を内服してください。朝食はとらずに来院ください。（水やお茶は飲んでも大丈夫です）
• 来院後　：検査着に着替えたら、胃カメラを行います。鎮静剤を使用してうとうとしている間に検査を行い、検査終了後に下剤を十二指腸に注入します。
• 胃カメラ後：院内にてトイレに何回か行っていただきます。おおよそ1～2時間程度できれいになる方が多いです。
• 大腸カメラ：便がきれいになりましたが、大腸カメラを行います。こちらも鎮静剤を使用しうとうとした状態で検査します。（ポリープなどがありました、切除も可能です。）
• 大腸カメラ後：個室休憩室で30分～1時間程度お休みください。
  休憩後に診察室で検査結果説明を行い終了です。
• 2週間後　：ポリープをとられた方は2週間後に病理結果説明がありますので、次回の外来のご予約を取ってお帰り下さい。　

料金

オプションのみ　＋25,000円

※こちらは上下部内視鏡検査を含むドックの方のみオプションでのご提供になります。あらかじめご了承ください。

以下のドックにオプションで追加（＋25,000円）することが可能です。