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〒211-0045
神奈川県川崎市中原区上新城2-11-25 セシーズイシイ5 3階
予防接種
予防接種とは
予防接種とはワクチン接種のことです。ワクチンとは、感染症の原因となる細菌やウイルスなどの病原体がもとになる液体(薬剤)のことで、これを摂取することで、今まで感染したことがない病気に対して免疫がつけられるようになるというものです。これによって、その後に接種によって免疫がついたとされる病気に感染したとしても発症しにくくなるか、発症しても軽度で済むようになります。
このようにワクチンは、接種した方自身の身を守ることになるわけですが、世の中にはワクチン接種をすることができない方もいます。このような方々に感染を広げない、いわゆる市中感染を防ぐという意味においても予防接種は大切です。
各種予防接種の料金(全額自費:事前予約が必要です)
内容 | 料金(税込) | |
---|---|---|
予防接種 | 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス) | 8,500円 |
B型肝炎ワクチン(ビームゲン) | 5,000円 | |
麻疹・風疹ワクチン(MR) | 9,000円 | |
ムンプス(おたふく)ワクチン | 6,000円 | |
水痘ワクチン | 8,000円 | |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | 22,000円×2回 | |
子宮頸がんワクチン(ガーダシル) | 17,000円 |
当院で行っている予防接種
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンとは
インフルエンザは、毎年11月下旬頃から感染者が増え、翌4月の頃には患者数が減少するというパターンになるわけですが、流行時期にインフルエンザを予防する対策としては、手洗い、うがい、マスクの着用などがよく言われますが、最も有効と考えられているのがインフルエンザワクチンの接種です。
ただ接種すると言いましても、同ワクチンの効果をより高くさせるには、時期も重要です。ちなみに(インフルエンザワクチン)1クールの接種による有効持続期間は約3~5ヵ月で、接種後に効力を発揮するまでに約2週間はかかると言われています。このようなことから、できるだけワクチンの効き目を有効にさせたい場合は、流行のピークとされる1月より前、12月中旬までには接種をされることがおすすめです。また、定期的にインフルエンザを予防したいという場合は、持続期間が半年もたないので、毎年接種する必要があります。
なおインフルエンザワクチンは、年齢によって接種回数が異なります。13歳未満のお子さんは計2回の接種とし、13歳以上の方から1回となります。2回の接種では、1回目を接種してから2~4週間程度空けて受けるようにします。
高齢者につきましては、インフルエンザワクチンは定期接種の対象となりますので、公費による一部助成を受けることができます。詳細については、お住いの自治体の公式ホームページをご覧ください。
川崎市の「高齢者を対象とした定期のインフルエンザ予防接種」はこちら
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌ワクチンとは
肺炎とは、その病名の通り、肺に炎症やただれが起きる病気です。原因としては、ウイルスや細菌などの病原体のほか、誤嚥やアレルギーといったことで引き起こされることもあります。
この肺炎は日本人の死因の第5位に挙げられていますが、死亡した方の95%程度の方は65歳以上の高齢者となっています。また、成人で肺炎を発症する患者様の3割くらいが肺炎球菌によるものとされていることから、高齢者の肺球菌ワクチンの予防接種というのは定期接種となっています。
川崎市でも1回限定とはなりますが、当年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方、60~64歳の方で、心臓病、腎臓病、呼吸器に重度な機能障害がある方(障害1級程度)などは、公費による一部助成を受けることができます。なお接種ワクチンは、23価肺炎球菌ワクチンとなりますが、これまでに同ワクチンを一度でも受けたことがあるという方は対象外となります。
なお、定期接種の対象外とされる方であっても、全額自己負担にはなりますが、肺炎球菌ワクチンを接種することはできます。ただ再接種を希望される方で、前回の接種から5年未満という方が受けると注射部位に強い痛みがみられるので注意が必要です。
川崎市の「高齢者を対象とした定期の肺炎球菌感染症予防接種」はこちら
HPVワクチン
HPVワクチンとは
HPVとは、ヒトパピローマウイルスの略称で、その種類は180種類以上あると言われています。同ワクチンは、その中でも子宮頸がんの発症に関係するとされるHPVの型に対して予防効果があるとされるものです。なおHPVワクチンは小児の定期接種となっており、小学校6年生~高校1年生の年齢に相当する女子をその対象としています。
なお子宮頸がんを予防するHPVワクチンは、2価、4価、9価の3種類ありますが、いずれも計3回の接種が必要で、定期接種として使用されるワクチンは2価と4価です。そのため、1回目を受ける際にどの種類のワクチンを受けるかを決めておく必要があります。この2価とは、子宮頸がんの大半の原因とされるHPV16型と18型を予防するワクチンです。また4価は16と18型のほか、尖形コンジローマの発症原因とされるHPV6型と11型にも効果があるとされるワクチンです。さらに9価は、4価で予防効果があるとされるワクチンの型(6・11・16・18)のほか、31・33・45・52・58型のHPVも予防するとされ、これを接種することで9割以上の子宮頸がんを予防するとも言われていますが、全額自己負担ですので費用は高価となります。
同ワクチン計3回の接種を受ける際の間隔ですが、2価は1回目の接種から一ヵ月後に2回目を受け、1回目の接種から半年後に3回目を受けます。また4価と9価は1回目の接種から二カ月後に2回目を受け、1回目の接種から半年後に3回目を受けます。
※接種をご希望の方は、事前にお電話にてご確認ください。
予防接種健康被害救済制度について
上記以外にも予防接種の種類は、定期接種だけでもいくつもあるわけですが、接種後の副反応によって、何らかの健康被害を受けたという場合は、予防接種法に基づいて、救済制度が適用されます。詳細につきましては、厚生労働省のホームページをご覧ください。
厚生労働省「予防接種健康被害救済制度」のページはこちら